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もう靖国にこだわるのはやめよう [考え中]

最近の中国・韓国の身勝手ぶりは目に余ります。
自らの国民の行為に屁理屈をつけて正当化するなど、
盗人猛々しいにもほどがあります。

しかし、ちょっと引いて考えれば、外交など、そんなものなのかもしれません。
中国や韓国の立場で見れば、自国民保護をしているわけで、
自らの国益に、忠実に行動しているともいえるでしょう。

翻って、日本はどうでしょうか?
日本政府は、日本の国益をきちんと守ろうとしているでしょうか?
私には、とてもそうは思えません。

小泉首相が守ろうとしているのは、
日本の国益ではなく、自分の利益でしかないように思えます。
靖国参拝問題では、小泉首相も四面楚歌の状況ですが、
考えを改める気配はありません。

私は、首相は靖国に参拝しないほうが良いと考えています。
それは、中韓の感情を考えてのことではなく、純粋な内政問題として、
首相の(あくまでも首相の)靖国参拝は違憲である恐れが強いと考えるからです。

ただし、それに類する行為を、不要なことだと思っているわけではありません。
日本のために散っていった戦死者はを弔う施設は、絶対に必要だと思います。
ただ、それが靖国「神社」であるのはいかがなものかと思うだけです。

「宗教法人 靖国神社」という名前が付いている以上、
やはり靖国神社は宗教的存在であると考えるのが自然だと思いますし、
そうなれば、首相の靖国参拝は、憲法20条に抵触する疑いが消せないと思います。
(Wikipediaの首相、大臣の靖国神社参拝問題が、
比較的ニュートラルに解説されていて参考になります。)

解決策としては、憲法20条自体を改訂するか、靖国神社法のようなものを制定して、
靖国神社は宗教施設ではない、と規定することも理論的には可能でしょうが、
靖国神社自身がそれを拒否するでしょうし、どちらも実現の可能性は低いでしょう。

だったら、すでに色々な方々が提言されているように、
宗教とは無縁な慰霊施設を作って、堂々とそこで慰霊を行えば良いと思うのです。
天皇陛下にも、希望される海外の要人の方々にも、自由にご訪問いただき、
修学旅行でも、遠足でも、どんどん行けば良いと思うのです。

もちろん、靖国神社は今の存在のまま残して良いと思います。
靖国に対する思い入れのある方も多いでしょうから、
その方たちの信教の自由を守るために、靖国神社は必要でしょう。
あくまでも、首相を始め公的な立場にある人が慰霊を行うのは、
新施設であるべきだ、ということです。

そうすれば、中国や韓国に四の五の言われる筋合いはまったくありません。
ヤツラのこれまでの理屈からすれば、
「侵略戦争の象徴である靖国に参拝することに反対」なのですから、
現代の日本政府が作る慰霊施設に対して反対するのは、
これこそ内政干渉以外の何物でもなくなります。

そして、A級戦犯とされた方々には申し訳ないですが、
当時の日本の指導者として、現在の日本の国益のために我慢していただき、
新施設においては、あくまでも戦場での死者だけを慰霊することにすれば、
なおのことヤツラには手が出せなくなるでしょう。

同時にその施設には、子孫の問い合わせに即座に答えられるよう、
情報センターとしての機能も充実させて欲しいと思います。

「○○さんは
194X年X月X日、陸軍二等兵として、歩兵○○連隊に召集された。
194X年X月X日、XX島に進駐、警備任務に就いた。
194X年X月X日、XX島での作戦中に戦死された。」

もちろん、わかる範囲で良いのです。
今の若者にとっては、ひいおじいちゃんの世代になるのでしょうが、
自分の祖先が、いつ、どこで任務に就き、どこで亡くなったのかをすぐに知ることができれば、
もっと戦争というものに対しての実感もわくでしょうし、祖先を敬う気持ちも生まれるでしょう。
そして、それこそが究極の平和教育ということなのではないでしょうか。

そういう施設を作ること自体が、中韓の圧力に屈することになる、
という意見をお持ちの方もあると思いますが、
日本人自身が、ひょっとしたら靖国参拝は違憲かも、と思うことで、
靖国問題(=慰霊問題)について、及び腰な対応になっているのは否めないと思います。
堂々と慰霊して、堂々と「内政干渉である」と主張できるほうが、
結果として良いのではないかと私は考えます。


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