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本音をむき出しにしてきた中国 [中国反日行動]

日本のガス田試掘権手続き、中国「重大な挑発」

日本政府が東シナ海の日本と中国との排他的経済水域(EEZ)の境界線(日中中間線)付近で、日本の民間開発業者に、天然ガス田の試掘権を与える手続きを始めたと発表したことについて、中国外務省の秦剛・副報道局長は14日、 「中国の権益と国際関係のルールに対する重大な挑発だ」と非難する談話を発表し、日本側に抗議したことを明らかにした。
 談話はまた、 「中国側はさらなる反応を示す権利を留保する」<として、日本側の出方を見ながら対応する構えを示している。br>  談話は「中日双方には東シナ海の大陸棚の境界問題で係争があり、中国側は一貫して双方が外交交渉を通じて解決すべきだと主張してきた」と強調。その上で、「日本側は中国側の正当な主張を無視し、一方的に主張する『中間線』を中国側に無理に押しつけようとしている」として、日本側の主張を「中国は承認したこともないし、承認するつもりもない」と述べた。
 ガス田をめぐっては、日本側が地下構造のデータ提供と開発中止を求めているのに対して、中国側はこれに答えず、日本との共同開発を主張していた。
(読売新聞 2005年4月14日)
いよいよ本音をむき出しにして、
本格的な恫喝に入ってきましたね。

開いた口がふさがりません。
問題の海域ほとんどが、中国から始まる広大な大陸棚で、
中国の排他的経済水域であると、一方的な主張を繰り返し、
それにもかかわらず、なぜか日本の主張する中間線ギリギリに施設を作って、
ガス田資源の開発を先に始めたのは中国のほうではないですか。

紛争のある場所は、話が付くまでは手をつけないのが普通でしょうが、
どんどん既成事実を作って、権益を主張するのが中国のやり方です。
ま、市場経済初心者の中国としては、
「会議してる暇があったらどんどん動け」、というビジネスの基本を
忠実に実行しているだけかもしれませんが。

また、共同開発を提案しつつ、自国の調査結果の開示は出来ないなどという国と
貴重な資源の開発パートナーなどになれるわけがありません。
中国に圧倒的に有利な条件にされて、
日本の資金と技術がただ取りされるに決まっています。

これまで日本政府は、
「きちんと話し合って…」などという生ぬるい姿勢で、
この問題を先送りしてきました。

領土問題では、実効支配しているほうが圧倒的に有利です。
しかも時間がたてばたつほど有利です。
北方四島や、竹島の例を思い起こしてみてください。

今回、日本政府がようやく調査に許可を出す手続きを始めたわけですが、
少し前から許可を出すであろう動きは報道されていました。
すると、とたんに中国政府公認の反日暴動です。
関連がないと思うほうがナイーブ過ぎるように思えます。

いずれにせよ、日本側の動きは始まりました。
「中国側はさらなる反応を示す権利を留保する」という恫喝が
具体的に何を意味するのかわかりませんが、
日本としては、世界の世論を味方につけて、
「中国の主張を日本は承認したこともないし、承認するつもりもない」
と、ブレることなく、毅然とした態度で対応していただきたいものです。


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