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いまさらながら…機上インターネット [旅]

ボーイングの、「Connexion by Boeing」インターネット接続サービスをご存知ですか?
飛行中の機内から、衛星経由でインターネット接続ができるという、
まさに21世紀のサービス(笑)です。

なかなかこのサービスを行っている便に乗るチャンスが無かったのですが、
ついに念願かなって、サービスを利用する機会があったので、レビューしてみます。

利用したのは、シンガポール~東京を飛ぶJALの710便です。
この便は8月上旬から10月末までの期間限定でサービス提供中で、
運よくその期間に乗り合わせることが出来ました。

機材はボーイング777-300ERで、エコノミークラスの利用でしたが、
座席のひじ掛けを持ち上げると、付け根の部分にACのコンセントが付いていました。
形状は、最近海外のホテルでよく使用されている、
日本と同じA型+ヨーロッパ、アジアに多いC型のマルチタイプです。
私は機内にアダプタを持ち込んでいなかったので使用できませんでしたが、
最近のマルチボルテージのACアダプタなら、問題なく使用できるものと思われます。

ただし、エコノミー全ての座席に装備されているわけではないそうですし、
エリアごとに消費電力の制限があるので、使用できない場合もあると
機内の案内には記載してありました。

さて、接続の手順ですが、WindowsXPなら、何のセットアップもいりません。
無線LANをONにするだけです。
見慣れたダイアログの中に、アクセスポイント「Connexion1」が表示されています。


WEPなどはかかっていないので、そのまま接続するだけです。


あとは、ブラウザを立ち上げて、アドレスバーに「CBB」と入力します。
すると、認証画面が表示されるので、機内でサインアップしても良し、
あらかじめサインアップしておいてログインしても良し。


課金のためのクレジットカード番号を入れて、
トータルで3分もかからずに接続完了です。

衛星経由ということで、さすがに速度はそれなりですが、
AirEGDEのx4とほぼ同等の体感速度が得られます。
メールやメッセンジャーには差し支えなく、画像の多いページだと若干もたつく感じです。
きっちり計ってはいませんが、100kbps程度だと思います。

EnvCHKしてWhoisをかけてみると、
IP 216.65.231.59
OrgName: Connexion by Boeing
OrgID: CBB-16
Address: 7755 East Marginal Way South
Address: P.O. Box 3707 MC 14-11
City: Seattle
StateProv: WA
PostalCode: 98124-2207
Country: US
と表示されました。
太平洋の西の端を飛ぶ飛行機から、衛星経由でシアトルにつながっているわけですね。
考えてみれば当たり前ですが、ちょっと感動です。

料金は、最初の60分までが$9.95(フライト時間による)+1分$0.25の従量制か、
つなぎっぱなしで$29.95(6時間以上のフライトの場合)が選べます。
私は夜のフライトなので従量制にしましたが、
昼間のフライトなら、つなぎっぱなしでもいいかもしれません。
おおむね、寝る前に30分、起きてから30分という感じで接続しました。

ちなみに、機内ポータルへの接続は無料です。
ちょっとしたゲームなどが楽しめます。

やはり、自分のPCから機内でインターネット接続できるのはとても快適です。
WEP未対応など、セキュリティが若干気になるところですが、
セットアップも簡単ですし、サービスの提供されている便に搭乗予定のある方は、
ぜひ機内でこのサービスを体験してみてください。

ビジネスなら、ギリギリまで打ち合わせしていられますし、
観光旅行なら、行く途中の機内で現地の情報をチェックしながら行けますよ。


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