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2050年、人間は「不死身」に [ニュース]

私が子供のころは、末来予測が大流行でした。
「21せいきのにほん」なんてタイトルで、子供雑誌に特集が載っていたものです。

(ステキ?なイラストを追加し、再アップいたしました)

2050年、人間は「不死身」に=脳の中身をPC保存

【ロンドン22日】2050年、テクノロジーの発達により、人間の脳の持つ全情報をコンピューターにダウンロードすることが可能になり、肉体は滅びても人間の意識は永遠に残る―。英国の著名な未来学者で通信大手BTの未来研究部門代表を務めるイアン・ピアソン氏がこんな大胆な予測を明らかにした。(一部抜粋 AFP=時事 2005年05月23日)

なんせ、「21せいきのにほん」を読んで大きくなったので、
この手の話はまったく信じないようになってしまいました。

その記事が予測した「21せいきのにほん」では、
・人々は銀色のモジモジ君のような洋服を着て
・不思議な形の建物に住み

(こんなんですね)
・食事は1日1粒の栄養タブレットになり
・エアカーや自動操縦のクルマで会社に向かい
・アメリカまで原子力飛行機で2時間で到着し
・東京と大阪は、リニアモーターカーで1時間。
などの夢が実現しているはずなのですが、まったく実現していないんですから。

実現したのは、
「テレビは薄くなって壁掛けになる」
ぐらいですからね。

そればかりか、
「家庭にもコンピューターネットワークが引かれ、生活が飛躍的に便利になる」
なんて、1970年代には、だれひとり予測してくれませんでした。

ピアソン氏によれば、2050年ごろには、
人間の意識をコンピュータにダウンロードできるようになるという予測らしいですが、
どんなもんなんでしょう?

今でも、ストレージの容量的には十分いけそうですが、
ノイズなく記憶をダウンロードするのは相当難しいでしょうし、
深層に残っている、忘れ去ろうとしている記憶まで引き出されては、
正直たまったものではありません。

まぁそんなに簡単にはいかないと思いますけど、
できるようになったらなったで怖いですね。
少なくとも、私はお断りです。

さらに、
ピアソン氏はまた、コンピューターの飛躍的な進歩のあり方からすれば、2020年までには「意識」を持ったコンピューターの開発が可能になると指摘。意識のあるコンピューターには感情も生まれると予想した。同氏は感情を持ったコンピューターの応用例として、航空機制御プログラムへの導入を提唱。「墜落を前にしたコンピューター制御プログラムは恐怖を覚え、何としてでも墜落を回避しようと全力を挙げるだろう」と語った。(一部抜粋 AFP=時事 2005年05月23日)
と言っていますが、これはぜひナシの方向で。

フライトコントロールのコンピュータに、恐怖心なんて持ってもらっては困ります。
むしろ、人間のパイロットの場合、緊急時であっても恐怖心を克服して、
落ち着いて誤りなく操作するよう厳しく訓練されるのに、
わざわざ恐怖心をプログラムしてどうするんだってことです。

だいたい、恐怖心とパニックはワンセットじゃないですか。
コンピュータが恐怖心で固まっちゃう、つまり、ここぞと言うところで
フリーズするに決まってます。


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